ACQUITY UPC2システムのクロマトピーク不良
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症状
- クロマトピークの分離が悪い。
- 保持時間の再現性が得られない。(PDA)
- クロマトピークの形状が悪い。
環境
- ACQUITY UPC2
原因
原因は多岐にあります。
下記の中から原因を究明する必要があります。
- ccBSMの圧力が脈流している
- ccBSMの液漏れ
- ccBSMのミキシングフィルター(ミキサー)の詰まり
- ccBSMのポンプシール、チェックバルブの劣化
- ccBSMのCO2ポンプヘッドクーラーの劣化
- ABPRの圧力が脈流している
- ABPRのスタティックバルブカートリッジの劣化
- システム上のどこかで液漏れ又は詰まりが発生している
- カラムの劣化
- インラインフィルターの詰まり
- 移動相溶液の劣化
- 移動相溶液の間違い
- サンプルの劣化
- サンプルの間違い
- CO2ボンベの残量が少ない
- CO2ボンベの元栓が全開になっていない
解決策
お客様ができる作業
- ccBSMのPrimeをメタノールで30分間実行する
- 目視や耳による漏れのないことを確認する
- ccBSMのリークテストを実行する(3回実行しても不合格の場合はWatersの専門エンジニアの対応となります)
- 移動相溶液の作り直しをする
- サンプルの作り直しをする
- カラムを新品に交換する
- CO2ボンベの状態を確認する
上記で原因が究明できない場合はWatersの専門エンジニアが対応します。
- ccBSMの消耗品部品交換をする
- ABPRのスタティックバルブカートリッジ
追加情報
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