2695 Separations Module ユーザーでできるゴーストピーク対策
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症状
- 同じ分析条件で以前はみられなかったピーク
- アセトニトリル/水のグラジエント
- ブランク注入でもゴーストピークが検出され、複数回ブランク注入を繰り返してもゴーストピークの面積値が減少しない
環境
- 2695 セパレーションモジュール
- 2489 UV/Vis 検出器
原因
インジェクター/移動相/カラム/流路
解決策
- プレップ注入と0μ注入を実施し、ゴーストピークの原因がインジェクターにあるかどうかを切り分ける
0µ注入ではピーク検出、プレップ注入ではピーク検出しない場合は、インジェクターが原因と考えられるので、
フリッツがあるタイプの装置であればフリッツを交換する
- プレップ注入でもゴーストピークが検出される場合は、インラインフィルタの出口とカラム入口を直結してプレップ注入し、ゴーストピークの検出を確認する
※インラインフィルタの出口とカラム入口を直結することで、インジェクターを流路から切り離し、インジェクターの問題かどうかを切り分ける
- 手順2でもゴーストピークが検出される場合は、インジェクター以外の流路、移動相、カラムに原因がある可能性があるので、以下を確認する
・インジェクター以外の流路:インラインフィルターやサクションフィルター、カラム入口側チューブとフェラル、カラム出口側のフェラルやチューブの交換、
別ラインでの測定(現在A/Bを使用しているなら、C/Dを使用するなど)
・移動相:移動相の新規調製、移動相ボトルごと新しくする、添加剤が古くなっていないかの確認、購入溶媒のグレードの確認
・カラム:カラム交換(難しければ洗浄)
- システム全体の洗浄
※洗浄方法は追加情報をご確認ください
- 水由来かどうかを確認する場合は、C18の前処理カラムを通した水か、なければC18カラムを通した廃液を回収し、測定する
追加情報
2695 Separations Module ユーザーでできるキャリーオーバー対策 - WKB88700
2695 Separations Module システム洗浄方法
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